道祖元町の街並み。

延岡邸を横から見る。道祖元町（さやのもとまち）は余暇神社の参道の西端。古い屋敷が残っています。	こちらも元は茅葺きだったのでしょう。	延岡邸。明治二十年の建築。
竹下邸。明治二十年の建築。元は深川造船所を経営する深川家の屋敷。	すぐ向かいにあるもう一つの竹下邸。こちらも元は深川汽船を興した深川嘉一郎の屋敷。明治中期のもの。	煉瓦の門柱をうまく活かした看板。
山下邸。明治初期の建築。こちらは元は岸川家のもの。	道祖元町を流れる天祐寺川。左は道祖神社と専修寺。	道祖神社。通称さやンかみさん。與賀神社の摂社で1400年くらい前からあるらしいです。道祖神（さやのかみ＝さえのかみ）から町名がついたそう。
すぐ隣の鈴鹿森稲荷。	何だかわからなくなっている肥前狛犬がいました。	その隣の専修寺。1594年の創建。
専修寺。本堂は明治十六年に市内の大興寺のものを移築したらしいです。	専修寺脇を流れる天祐寺川。	副島硝子工業。佐賀市の重要無形文化財、肥前びーどろを作る唯一の工房。始まりは鍋島直正が作った精錬方のガラス窯。
煉瓦塀に囲まれた長屋式の建物。	棚路（たなじ）、川路棚（かわじだな）と呼ばれる水場。大正時代に水道が引かれるまで、生活用水として使われてきました。水路は人工の井樋。	余暇神社の二の鳥居。これも古そうです。
賀昌院というお寺の裏手の風景。1555年に城内からここに移る。	山口亮一旧宅。明治の佐賀の洋画家の家。建物は元は江戸後期のものらしいです。クド造りですね。	山口亮一は明治三十九年に東京美術学校に入学、首席で卒業後は佐賀に帰り、制作と後進の指導にあたった人。
庭から見た山口亮一旧宅。	浄土寺の塀。元は與賀神社の神宮寺。1200年くらい前の創建とか。	浄土寺。山口亮一の墓などもあるそうで。
與賀神社。三の鳥居と石橋、楼門は国の重文。	鳥居は1603年、石橋は1606年に藩祖鍋島直茂夫妻が建立。	楼門は十五世紀末、室町後期の建築。佐賀県で一番古い木造建築。