秩父の街は、こぢんまりとした街ですが、そこかしこに古い建物が残っていて、見どころたくさん。洋風の洒落た建物が集まっている一角もあり、パリー食堂という元は（多分）洋食屋だったんだろうけど、今はなぜか中華になっているお店とか、廃業した映画館を改装した石屋さんとか、なかなかのもの。ついでに近くの長瀞渓谷も行ってきました。こちらは古い駅舎が良かったな。蒸気機関車も走っておりました。

だいたい、この手の古い洋風の建物はお医者さんと決まっています。門柱が立派ですね。	洋風の家が集まる四つ角で、一際洒落たこの建物は、煙草屋さんです。	同じ四つ角で煙草屋さんの向かい側は、今はカフェ・バー風の飲み屋になっているようです。
同じ四つ角を入って二軒目にあるパリー食堂。往時は洋食の洒落たレストランだったのでしょうね。	今は中華料理屋として営業中。壊れた看板に真新しい暖簾。入ってみなかったのは後悔至極。	こちらもお医者さんっぽいお家。門柱の上にも蔵が建つ？お洒落です。
蔵づくり風の看板建築のこちらは提灯屋さんです。	秩父国際劇場という看板が残るこの建物は、石材店として利用されていました。かなり大きなモダンなデザインの映画館です。	お隣がその石屋さんの本店。正面看板は石造り風、その下にはステンドグラス、側面はなまこ壁と、凝った作りです。
壁に這う蔦、古い石積み、飾られた花、美しい構成です。	こちらはお風呂屋さん。ひっそりとしていますが、営業しているようでした。	これは、実は元映画館の建物の裏手です。一部はアパートに改装されて利用されているようです。
鋸の歯のような三角屋根を連ねた家。町工場のような感じもありますが、わかりません。	辻に立つ風格あるお家。秩父にはほどほどに古びて、でもきれいな建物がたくさんありました。	屋根の上の大きな鯱が目立つこの建物は、料亭か何かだったようです。花月という屋号も見えました。