４月10日（土）【共犯者】
　竹中直人もあまりくどくなくて、なかなかおもしろかった。マンガ的ハードボイルド。小泉今日子のざらざらした？素顔もなかなか。内田裕也はますます怪人。

４月24日（土）【トラック野郎 突撃一番星】(V)
　菅原文太と愛川欽也が出てるやつね。『未知の遭遇』の頃の作品なんで、文太さん扮する桃次郎がUFOに凝っていて、トラックに怪しげなUFOとの交信機をつんでたり、マドンナ役の原田美枝子を宇宙人の女と思いこんだり、見ていてどうしていいかわからないギャグ？が満載です。ケンカと人情と失恋と、弱い者の立場に立つということが、非常に明快に、誰にもわかりやすく描かれていて、裏を読む必要は全くない映画。寅さんとは、だいぶ違うなあという気がしました。でも、愛川欽也扮する運ちゃんが、生活に困って運賃をダンピングして、仲間に責められて殴られるシーンは、考えさせられるものがありましたね。自由競争なんて、間違いだぜ。原田美枝子はイモ姉ちゃんから危ない女になる途上という感じ。水着サービスあり。

４月25日（日）【セイントクララ】(V)
イスラエル映画。ロシアから移民してきた13才の少女クララは、未来予知ができる超能力者。管理的、抑圧的な教師に反発して、テスト問題とかを予知したりして、「不良」の男の子と仲良くなったり、なんだかんだ。話はあるようなないような、だけど、全体の雰囲気は70年代〜80年代（96年の作品なんだけど）の感じで、奇妙な懐かしさ。ラスト近く、少女は嘘の地震の予言をして町の人はみんな避難しちゃう。少年と二人きりで見る映画館での、地震の中でのキス・シーンは幻想的で良かったな。クララちゃんはまるぽちゃでかわいいと言えばかわいいです。超能力の原因はチェルノブイリの事故らしい。