11月某日【人でなしの恋】
　何となく『RAMPO』の姉妹編みたいな宣伝だけど、あれとは違って、普通の(?)映画だった。まあ、特に上出来と言うわけではないが、あんなにひどくはないということ。お話自体はオタク心にぐっとくる(?)とてもいい話だったけど。って、それは監督じゃなくて江戸川乱歩がいいわけだが。主演の羽田美智子はやっぱり大根ではなかろうか。茨城県出身だそうだ。

11月某日【あんなに愛しあったのに】(LD)
11月某日【髪結いの亭主】(LD)
　どちらも数年前、劇場で見て感動してＬＤ買ったけど、今まで開封してなかったもの。仕事をさぼって、見た。どちらも泣けるなあ。『あんなに愛しあったのに』なんて、タイトルだけで涙が出てくる。『髪結いの亭主』なんて、まったく救いないよなあ。お洒落な純愛映画みたいな世間のイメージがあるみたいだけど、とんでもない。オトナになれない、なりたくない男の純愛オタク映画じゃないだろうか。『あんなに……』の方は、泣ける話ではあるが、健全なやりきれなさだなあ。しかし、こうやって、虚しさを増幅してどうするというんだろう。明日は仕事に行かなくちゃ。

11月某日【スピーシーズ 種の起源】
　うーん、まあ結構ご都合主義のオマヌケな脚本だなあ、という感じ。何も考えずに見れば、そこそこ楽しめるけど。久しぶりのこの手の映画に（ギーガーもからんでるし）期待したのがまずかったか。怪物も特に新味があるわけでもないし。怪物退治に集められた殺し屋、霊能者、科学者たちのスペシャリスト・チームがほとんど無能なのが笑える。霊能者なんて、化け物に逃げられた後、「数分前までここにいた」なんてことばっかり言ってる。主演の化け物になる姉ちゃんは好みではないけど、スタイルはいいです。

11月某日【ガメラ 大怪獣空中決戦】(LD)
　ＬＤで、見返したらそれほどでもない気がしたのは、きっとこの作品が「普通の映画」だからだろうね。最近のゴジラ映画みたいに、深読みする楽しみはあまりない感じだなあ。特撮もリアルな分地味だし。だから悪いってことじゃないけど。寓話としてのおもしろさってのは、ない。「普通の娯楽映画」です。