４月２日（日）【ねらわれた学園】(LD)
　しんどい気持ちになってくると見返したくなる。ああ、俺も「私がなおしてあげる」といわれたい。

４月４日（火）【柳生外伝 くノ一忍法帖 江戸花地獄篇】(V)
　いわゆるＶシネマのようなもの。東映かどうかは忘れた。派手なアクションとエログロを期待してみたが、極めて低レベル。突き抜けためちゃくちゃさがあるわけでもない。ひどい。

４月９日（日）【現代任侠史】(V)
　石井輝男監督の作品がないかと、近所のレンタル屋を探してみたら、これ一本きり。生まれて初めて東映やくざ映画というものを見ました（笑）。今は堅気の寿司屋になっている高倉健が昔の仲間の窮地につい足を突っ込んじゃう。敵の悪いやくざ（って、いいやくざなんてありえないけど）の卑怯な攻撃に耐えに耐えるけど、最後にとうとう追いすがる彼女（梶芽衣子）を振り切って、一人乗り込んで刺し違えて死んじゃう。絵に描いたようなお話だけど、いやー、健さんカッコイイなあ。ストイックな男の美学。河原で彼女に「生まれてきて今が一番しあわせだ」とぼそっというあたり、涙でちゃいました。健さん、おらー、やるよ！（何をだ？）

４月21日（金）【発狂する唇】
　欲望とエゴが炸裂するエログロアクションなんでもありの和製スラップスティック・ホラー。極めてはちゃめちゃな展開で、楽しかった。三輪ひとみはマゾヒスティックでかわいい。死姦アナル３Ｐレイプは欲情するようなしないような。上映後にツーショット撮影会とやらで、本人の姿をちらっと見たけど、すらりとした美人でございました。

４月22日（土）【風雲 ストームライダーズ】
　伝統のカンフー・アクションにＣＧを加味した香港映画。何か日本の格闘技ゲームの世界みたいな感じがするのは、ちょっといやだけど、ウェットなお話は涙腺を刺激しますね。アクションと無理矢理ＣＧはすばらしい。映像の少々のあらなどぶっ飛ばす、パワーにあふれておりました。千葉真一先生の暑苦しいお顔も全編拝むことができます。

４月22日（土）【アイアン・ジャイアント】
　素直に感動できるアニメ映画。国家権力、暴力、兵器、戦争への厳しい批判で貫かれていて、たいへん良い映画でした。文部省推薦だけど、許そう。自分に子どもがいたら見せたいな。映画自体はたいへん良かったのだが、これを見たワーナー・マイカル・シネマズみなとみらい（最近流行のシネマ・コンプレックスというやつ）では、何と全席指定で、しかも自分で席を選べない！階段状の客席なので、どの席でもそんなに見づらいということはなさそうだったが、それにしても、自分の席を選ぶ自由もないとは、まったく腹立たしい。全体の雰囲気もディズニー・ランドみたいで、映画を見る気分ではない。脳みそが耳から溶けだしていくようだ。いやだなあ、こういうの。

４月29日（土）【デッド・オア・アライブ 犯罪者】(V)
　まあ、ありがちな中国系やくざ対はみだし刑事の血みどろ抗争ものなのだが、ラストは、絶句というか爆笑というか唖然というか。一見の価値あり。